おが・おおぐし眼科【色覚異常】色覚異常(しきかくいじょう)

網膜には、色を感じる細胞があります。この細胞の働きが生まれつき少し弱いのが色覚異常です。赤または緑の色の感じ方が鈍いタイプが最も多く、赤緑色覚異常と呼ばれます。先天性ですが、進行することはありません。
見間違えやすい色として、鮮やかでない「赤と緑」、「オレンジと黄緑」、「緑と茶」などがあります。

日本人では男性の5%、女性の0.2%が色覚異常です。白人男性なら8-10%であり、血液型のAB型より高頻度です。

おが・おおぐし眼科【色覚異常】

【遺伝形式】

「伴性劣性遺伝」という遺伝形式です。

色覚異常を決める遺伝子をひとつ持っていれば、男性は色覚異常になります。女性はひとつでは発症せず、ふたつ持ってはじめて色覚異常となります(ひとつだけ遺伝子を持っているが、色覚異常はない女性を「保因者」といいます)。色覚異常が男性に圧倒的に多いのはこのためです。
以下に、どのように遺伝するか列記してみます。

 父親が色覚異常、母親が正常
 →子供は、男子は正常、女子は保因者

 父親が正常、母親が色覚異常
 →子供は、男子は色覚異常、女子は保因者

 父親が色覚異常、母親が保因者
 →子供は、男子は50%正常、50%色覚異常、女子は50%保因者、50%色覚異常

 父親が正常、母親が保因者
 →子供は、男子は50%正常、50%色覚異常、女子は50%保因者、50%色覚異常

最近は色覚異常者に対する理解が深まり、進学や就職などの制限は緩和される傾向にあります。
色覚について心配なことがあれば、お気軽にお尋ねください。