Explanation眼の病気の解説
霰粒腫
(さんりゅうしゅ)
霰粒腫は、まぶたにある分泌腺が詰まり、肉芽腫性炎症を起こしたものです。まぶたが腫れて、なかに硬いしこりを触ることができます。高年者の場合、まぶたの悪性腫瘍と鑑別が必要な場合もあります。
![おが・おおぐし眼科【霰粒腫](http://oga-ogushi.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/hordeolum1-300x199.jpg)
症状
急性炎症を起こしたときは赤く腫れあがり、「ものもらい」の様になります。ものもらいは数日のうちに膿が出て治りますが、霰粒腫は痛みが引いてもしこりが残ります。しこりは通常数ヶ月かけて吸収されてなくなります。
治療
急性炎症のときは、ものもらいと同様に抗生物質で治療します。
しこりがなかなか吸収されない時や、大きくて整容上問題のあるときは、特殊なステロイドの薬を注射することで、治療をします。この注射でしこりがなくなる方もかなりいるので、おすすめです。
ステロイド注射でも吸収されなければ手術を行います。